梅雨の時期だというのに何故か真夏日が続く。
6月7日・8日の二日間、草月会館にて「花のソナタ」の第一期が開催され、出品した。
青山通りの窓側に面した細長い場所で向日葵と藤蔓、霞草をいける。
逆光の為、写真を撮るにはたいへん難しい場所である。
しかし赤坂御所の鮮やかな緑をバックに気持ちよくいけさせていただいた。
今回のテーマは自作花器にいけるというものである。1980年代に作った陶器の器を使用した。穴窯での焼成の為、灰が面白くかぶり、初心者の作品としてはまあまあの出来で、お気に入りのひとつである。
いけるとなると意外と難しい。
花材の選択、留め方、花器とのバランス、それぞれの活かし方、自作花器であろうとなかろうとゼロからの出発には違いない。愛着がかえって邪魔することもある。今回は寄り添う心に素直に表現できたと思っている。